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2010年06月19日

日本史巡検

こんにちは、高力です。
最近、学習室(研究室)が暑くて仕方がありません…。
社会科コースの学習室は、筑波大学の北部、文科系修士棟あります。
4階とはいえ、建物に挟まれているため風通しが悪く、当然クーラーなんてないので、暖かい空気が上方に溜まっていき、日が高くにつれどんどん暑くなる。
扇風機を回したり窓を全開にしていたりと、皆さん努力しておられます。

さて、先週の金曜日(5月4日)に歴史(伊藤純郎先生)ゼミが東京巡検を行いました。
現在、歴史ゼミでは司馬遼太郎『坂の上の雲』を読み込み、歴史的な問題や、史実と違う点、「司馬史観」と呼ばれる史観などの再検討・考察・討論を行っています。
今学期が始まってから現在で文庫版第7巻まで読み込みが終わりました。

そんな中、毎年行われている巡検ですが、今年は、「『坂の上の雲』にゆかりのある地をまわろう」ということになりました。
冊子作りや事前計画の準備を1年生が頑張ります。
なかなか大変だったみたいでしたが、読み応えのある冊子をいただきました。

日本史巡検
さて、集合は9時に田端駅。
田端は芥川龍之介の旧居があり、芥川を推して地域の活性化をはかっているようでした。

日本史巡検
今回の巡検では『坂の~』の3巻まで出てくる主人公の一人、正岡子規が眠る大龍寺というお寺に向かいます。
家族のお墓と一緒に、ひっそりと建てられていました。

続いて日暮里へ。

日本史巡検
日本史巡検
日本史巡検
ここでは『坂の~』8巻に出てくる羽二重団子という団子屋さんにて、休憩。
大勢で押しかけましたが、中は広く、明治から続くお団子も美味しかったです。
僕はあんこが好きでした。
日本史巡検
今度は歩いて子規庵へ。
『坂の~』3巻では、ここが舞台となって物語が進行します。
(写真禁止のため中の写真はありません)

へちまの成る小さな庭もあります。
この四角く切り取られた小さな世界が、晩年の子規の世界の全てであり、そこからまたいくつもの俳句が生まれたのですね。

続いて、今度は上野まで歩きます。
ちなみに、この日はとにかく歩きました。
途中で鶯谷のホテル街を通りましたが、この「景観は何故生まれたか」とかまじめに話してる学生がいて、ちょっと笑いましたw

上野着。

日本史巡検
子規記念野球場で記念写真。
ソフトボールの試合をしてました。

日本史巡検
西郷さんの像。
わんわん、可愛いです。
日本史巡検
今度は電車で築地へ。
ここでお昼休憩を取りました。

築地の外れには、旧日本海軍兵学校跡の碑があります。
しかし、道路の端、高速道路を眼下に見下ろす場所にあり、こんなところ誰も来ないだろうなと感じました。

そして、今回の一大目玉とも言うべき自由行動では、青山霊園を回ります。
近代ゼミ出身の学生はテンションがおかしくなってました。

日本史巡検
さて、再び徒歩で、乃木神社へ向かいます。
乃木の旧邸宅があるところですね。
明治天皇崩御に際して、夫婦で殉死した乃木のその壮絶な死は、日露戦後軍神として祀り上げられていきます。
現在はその名残をみることはできませんでした。

そして、最終地である東郷神社へ、表参道駅から向かいます。
原宿すげーの声を後ろで聞きながら、神社に着いた頃にはすでに人はまばらでした。

東郷神社で解散。
2年生はこの後、神田で伊藤先生と決起集会。
教採に向けて意識を高めました。

本格的に試験に取り組む2年生。
1年生はGP(実験授業)の準備。
日々忙しい学生生活、3ヶ月突入です。

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Posted by 社会科教育 コース at 20:48│Comments(0)歴史分野
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