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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2010年11月07日

2010年度民俗学実習 長野県佐久穂町

こんにちは、高力です。

先月末から今月頭にかけて、民俗学実習が行われました。
今年からは新しい分野、新しいフィールドで行われるので、準備もこれまで以上に気合の入った実習になりました。

毎年と同じように、小海高校で進路講話や研究授業もやらせていただき、よい経験になりました。
また、OBやOGのみなさんのお話も大きな糧になったことと思います。

■初日~3日目(10月29日~10月31日)

軽井沢から長野へ入っていきました。
いい天気!!
この天気がきて、ずっとこの天気が続けばいいのに……。


地元の図書館に務めていらっしゃる大工原さんに案内してもらって、今年から始まるフィールドを足で見て回ります。
今回のテーマは「目に見える世界を、目で見て体感する」ということ。
それらを地図に落としていくことで、基礎的な調査の土台にする、ということである。


調査が終わった後は、ご飯です。
海瀬館には、毎年お世話になっています。
僕も去年の思い出が思い出されて、なんだか懐かしい気分になりました。



初日の夜は、「歴史班GPの授業検討」と「修士論文民俗学報告会」です。
GPはどちらも相当な練りようで、複数人で一つの授業をこれほどまでに練ることがどれだけ大変かを思い知っているようでした。
実習後の研究授業も頑張れ!

その後、修士2年生が、それぞれの中間報告をしました。
1年生からもいろいろな意見があり、じっくり考えられる機会となりました。

1日目から車の運転をしていた皆さん、お疲れ様です。
これからもっと忙しくなっていくでしょう。


朝は7時30分に朝ごはんなので、それより早くに起きます。
目をこすりながら食堂に来るみんなを見るのがちょっと面白かったです。
早起きして朝の千曲川を歩くのも、気分がいいものですね。

2日目と3日目は、区長さんに会いに行きお話しを聞いたり、フィールドを案内していただいたりしました。
区長さん、また現地で突然の訪問にも関わらずとても親切にしていただいたみなさんに感謝です。


しかし、あいにくの雨の中での調査。
台風が来ているらしいけど、あの有名な雨女の先輩が進路講話にいらっしゃるからだろうか。


2日目の夜はOBOGによる講話でした。
先輩は皆、自分の指導法で授業をなさっています。

その中で、教師にとって必要なことは「研究をし続ける姿勢」だといわれました。
そして、教科のエキスパートになることもできるが、それ以外のたくさんの勉強を忘れないように、という言葉が僕には大切だと感じました。

3日目の夜は、各班の報告をまとめます。


各班ごとに報告を行って、それぞれの成果を確認しました。
初年度ということもあって、なかなかきれいに調査ができなかったことも踏まえて、来年度以降に生かしていけたらな、と思います。

■4日目(11月1日)
朝は、全員が眠そうでした。
今日は前日(当日?)まで準備をしてきた小海高校での進路講話と、授業です。


当日の朝まで頑張ったので、ギリギリまで身体を休める学生。
このあと一気に緊張感が高まります。


小海高校での授業。
3年生の世界史と日本史、2年生の世界史をそれぞれ担当。
入念な授業研究の成果は出ましたでしょうか。


最後に、小海高校の先生方と記念撮影。
本当にお世話になりました!ありがとうございます。

■5日目(11月5日)
最終日は、去年までのフィールドであった佐久市の補完調査でした。
僕は4年前の調査で行っていた地域を担当していましたが、去年の調査地域にもいけたのでよかったです。
とても懐かしくなりましたが、来年以降の1年生は、こういう心持ちで実習をしていくのでしょうね。


最後は公民館の前で記念撮影。
ここからは各班ごとにつくばへ帰りました。

運転手のみなさん、事故もなく無事帰れてよかったですね。

さて、残り少なくなってきた、学生生活。
最後の半年、後悔のないように一生懸命研究をしていこうと思います。

(文責:高力渉)  


Posted by 社会科教育 コース at 18:27Comments(0)歴史分野

2010年06月19日

日本史巡検

こんにちは、高力です。
最近、学習室(研究室)が暑くて仕方がありません…。
社会科コースの学習室は、筑波大学の北部、文科系修士棟あります。
4階とはいえ、建物に挟まれているため風通しが悪く、当然クーラーなんてないので、暖かい空気が上方に溜まっていき、日が高くにつれどんどん暑くなる。
扇風機を回したり窓を全開にしていたりと、皆さん努力しておられます。

さて、先週の金曜日(5月4日)に歴史(伊藤純郎先生)ゼミが東京巡検を行いました。
現在、歴史ゼミでは司馬遼太郎『坂の上の雲』を読み込み、歴史的な問題や、史実と違う点、「司馬史観」と呼ばれる史観などの再検討・考察・討論を行っています。
今学期が始まってから現在で文庫版第7巻まで読み込みが終わりました。

そんな中、毎年行われている巡検ですが、今年は、「『坂の上の雲』にゆかりのある地をまわろう」ということになりました。
冊子作りや事前計画の準備を1年生が頑張ります。
なかなか大変だったみたいでしたが、読み応えのある冊子をいただきました。


さて、集合は9時に田端駅。
田端は芥川龍之介の旧居があり、芥川を推して地域の活性化をはかっているようでした。


今回の巡検では『坂の~』の3巻まで出てくる主人公の一人、正岡子規が眠る大龍寺というお寺に向かいます。
家族のお墓と一緒に、ひっそりと建てられていました。

続いて日暮里へ。




ここでは『坂の~』8巻に出てくる羽二重団子という団子屋さんにて、休憩。
大勢で押しかけましたが、中は広く、明治から続くお団子も美味しかったです。
僕はあんこが好きでした。

今度は歩いて子規庵へ。
『坂の~』3巻では、ここが舞台となって物語が進行します。
(写真禁止のため中の写真はありません)

へちまの成る小さな庭もあります。
この四角く切り取られた小さな世界が、晩年の子規の世界の全てであり、そこからまたいくつもの俳句が生まれたのですね。

続いて、今度は上野まで歩きます。
ちなみに、この日はとにかく歩きました。
途中で鶯谷のホテル街を通りましたが、この「景観は何故生まれたか」とかまじめに話してる学生がいて、ちょっと笑いましたw

上野着。


子規記念野球場で記念写真。
ソフトボールの試合をしてました。


西郷さんの像。
わんわん、可愛いです。

今度は電車で築地へ。
ここでお昼休憩を取りました。

築地の外れには、旧日本海軍兵学校跡の碑があります。
しかし、道路の端、高速道路を眼下に見下ろす場所にあり、こんなところ誰も来ないだろうなと感じました。

そして、今回の一大目玉とも言うべき自由行動では、青山霊園を回ります。
近代ゼミ出身の学生はテンションがおかしくなってました。


さて、再び徒歩で、乃木神社へ向かいます。
乃木の旧邸宅があるところですね。
明治天皇崩御に際して、夫婦で殉死した乃木のその壮絶な死は、日露戦後軍神として祀り上げられていきます。
現在はその名残をみることはできませんでした。

そして、最終地である東郷神社へ、表参道駅から向かいます。
原宿すげーの声を後ろで聞きながら、神社に着いた頃にはすでに人はまばらでした。

東郷神社で解散。
2年生はこの後、神田で伊藤先生と決起集会。
教採に向けて意識を高めました。

本格的に試験に取り組む2年生。
1年生はGP(実験授業)の準備。
日々忙しい学生生活、3ヶ月突入です。  


Posted by 社会科教育 コース at 20:48Comments(0)歴史分野